サラム・アレイコム
熱い夏が終わり、さわやかな季節になりました。でも日中は32度まで気温が上がり、まだ半袖で十分です。避寒地にどうぞ。いつの間にか、あのヤツガシラが一羽も見えなくなりました。アフリカへでも旅に出たのでしょうか。
ナカ爺よりドバイの風景を送れというリクエストがきましたが、ドバイには奇抜なデザインの建築物があちこちにあります。極めつけは建設中のDancing Towerというヤツ。設計はバクダッド生まれのZaha Hadid女史。でもこんなのは日本の安全基準では認められませんよ。メトロの駅舎も一回目のデザインがシェイクに拒否され、今の丸い形になっています。このため、この清掃方法が問題になっています。
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Dancing Tower |
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ねじれたビル |
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メトロの駅
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砂漠の土地にもかかわらず、ドバイには公園がたくさんあります。しかもどの公園も緑がいっぱい。散歩がてらザベールパークに行った時です。なんと大阪城が座っているではありませんか。案内板にドバイと大阪は姉妹都市だと書いてある。そこで橋本知事、財政難でお困りのようですが、シェイクに融資をお願いしてみたらどないでっか。ひょっとして一兆円くらいなんとかしてくれるかも。
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ザベールパーク |
11月4日世界最大のドバイモールが開店しました。皆さんに報告せねばと早速訪ねてみました。なんでも世界一を目指すドバイ。開店しているのはまだ半分程度ですが、広さはサッカー場50面。ビンボー人には縁がありませんが、ブランドのファッション店がずらり。そして世界最大の水族館があります。外から見るのは無料で、ダイビングのライセンスがあるとサメと一緒に潜水もできます。25ディラハム払うと通路から魚が遊泳する姿が見える構造になっています。そのほかはゴールドスークやアイスリンク、そして紀伊国屋がありました。ウオシュレットもアラブ仕様が定着した。ちなみにこのトイレは東陶製。20年前はポットが置いてありましたが。左手では握手をしてはいけませんよ。
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水族館 外から見るのはタダ |
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サメと泳いで見る? |
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25ディラハム払って水族館の中へ |
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ゴールドスーク |
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Kinokuniya |
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国際競技の出来るアイスリンク |
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元祖ウオシュレット |
10年前、この辺りは何もない砂漠だった、とタクシー運ちゃんが言う。なぜかドライバーにはパキスタン人が多い。インドもパキスタンも同じようなもんだろうと思うのですが、
曰く、
「ここは熱いし仕事はきつい。インド人では出来ない!」
「ちょっと聞くけど、なぜムスリムは豚を食べないのか」
そしたら、
「では、おまえはサルを食うか」ときた。
「サルは食わん。第一人間に近いし、うまくなさそう。なぜ豚はダメで牛はいいのか」
「バッファローはいいんだ」
よくわからない会話でありました。
最近のニュースによると豪華客船のクイーン・エリザベス2世号(7万トン)が最終航海に出ました。行き先はあのヤシの形をしたパームジュメイラ。11月27日着。政府系のナキールという会社に5,000万ポンド(75億円)で売却。氷川丸のように係留され、洋上ホテルになる模様。
何でも商売にするドバイ。メトロのRed Lineにある29の駅のうちまず13駅の命名権を公開入札した。11月23日の新聞によると、250社応札し総額17億ディラハムになった。落札した会社は今後10年間一社平均年額1300万ディラハムを支払うとか。
仕事の方はなかなか面倒なことになっております。Serco(メンテをするイギリス系の会社)からはトレーニングを早く早くと迫られても、工事が遅れていますので簡単にはいきません。とくに通信が問題でイタリヤが相手では悪すぎますよ。おまけにトレーニングの実施体制・方法についロイズ船級協会の安全審査が2か月に一回あります。でもトレーニングは一旦始まれば良し悪しは別にして確実に終わりますからね。もうちょっと辛抱ですタイ。先週から一部の試験区間で自動運転試験を開始しました。一月から車両の運転訓練を開始する予定になっています。
来週はバスでパームジュメイラへ行ってきまっせ。
マ・サラマ
2008年11月
(C) 2008 Shinzo
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