ニャマダのよろずレポート-1(2012.9)

わが社亭御用達・あきらシェフのてーげーレシピ集1-120901

ナーベラーチャンプルー

  沖縄県や鹿児島県の一部地域ではゴーヤー同様、夏のスタミナ食として日常的に食べられているナーベラー(ヘチマ)のチャンプルー料理を、あきらシェフに作ってもらった。('12.9.1「わが社亭」の宴会にて)
  ナーベラーが食べられると聞いて驚く方がいるかもしれないが、長さ30センチ以内で先端にまだ花が付いている成長途上のナーベラーは、水分が多くて食感はやわらかく甘みがあります。豚肉などと炒めれば食欲も湧き、夏バテ防止に効果があるようです。お手軽な酒のつまみにもなり、ついビールやお酒が進みます。

写真@ 「にゃまだ」宅のナーベラー

 しかし、ナーベラーはスーパーなどではなかなか売ってないため、自分で栽培するか栽培している人から分けてもらうか、ネットで注文します。當山さんによると、吉祥寺アトレ一階の八百屋で売っているそうです。しかし、小売価格はゴーヤーに比べ、かなり値が張ります。
 今回は、「わが社亭」正会員の「にゃまだ」が自宅でグリーンカーテン用として、栽培していたナーベラーの実を提供しました。以下、簡単に作り方を紹介いたします。

■ 材料(3〜4人前)■
ナーベラー=1本(30センチ程度)、
木綿豆腐=1丁、
豚のばら肉=250グラム、
あわせ味噌=50グラム、
サラダ油=適量、
お酒=適量、
きび砂糖=大さじ3〜4杯

写真A 皮むき器で外皮の緑が残るぐらいに薄く皮をむく
写真B 縦半分に切り種を取らずに、それぞれを5ミリ程度に薄く切る(種ごと食べる)
写真C 木綿豆腐を2〜3センチ角に切る
写真D あらかじめ豚のばら肉に酒をまぶして適当な大きさに切る
写真E フライパン(中華鍋)にサラダ油をひき加熱後、先ず豆腐を炒め、次に豚のばら肉を入れる。肉がピンク色に変わったところで、ナーベラーを追加して炒める。 豆腐は若干焦げ目が付くぐらい、ナーベラーは炒めすぎると水気が多くなるので、炒め過ぎないのがコツ
写真F 火を消してから、あらかじめみりんや酒などで溶かしておいた合わせ味噌をかけ、きび砂糖などで味を調えれば出来上がり

 ナーベラーは、もともとくせが無い食材なので、味噌の味ともマッチして食欲をそそります。水ナスのようなぷるんとした食感と歯応えもたまりません。ナーベラー料理は、香港や台湾、中国南部でも良く食べられています。
 ゴーヤーのような苦みはなく、小さな子供でも抵抗無く食べると思います。本土でもゴーヤー同様、健康食としてナーベラーはもっと食されて良いと思うのですが、化粧水やたわしの(食用でない)印象があまりに強過ぎるのでしょうか。

「にゃまだ」記